休憩時間に
昼休みって、何してます？まあ、昼飯を食べるよね。まずは。それからどうする？
普通の企業では、外に昼食を食べに行くって事は当たり前。福祉施設では非常識です。大抵は、入所者に出しているのと同じ給食が在って、しかも、実費と言うところが多いんじゃないかな？弁当持参はオッケーですが、外に食べに行くと言う事は許されていないところが多いと思うよ。
なんでだろうね？その時間、ずらして取っている訳だから、誰も職員が居ないという状況はないのにな。まあ、福祉施設があるところは、僻地が多いので、近所に食べ物屋がない と言う事情もあるんだけどね。
それはさておき。
昼休みは、物凄いスピードでとにかく給食を食べます。弾丸の様にフロアに戻って、職員室で、歯磨きする。そのあとは、寝ます。目覚まし掛けて。
前の施設では、昼休みと言うか、休憩時間と言うのはなかった。利用者の面倒をみながら、ご飯も食べる。何より、昼の時間に休憩時間が来ないの。昼は、昼飯を利用者に食べさせて、そのまま午後の仕事になって、15時頃とか、もしくは午前中の10時頃とかに休憩時間が来る。
常勤さんは、休憩時間に休むと怒られると思っている人が多くて、全然休憩しないのが慣習でした。私は嘱託で、時間給だから、休憩時間分は給料が引かれる。だから、その分の時間は必ず休んでました。
その休み方が、昼寝。
本気で目覚まし掛けて寝ちゃうの。
ぐっすり45分とか。
その名残で、今でも寝るんだけど、昼飯食べてからだから、まあ15分とか20分とかね。
で。（前置きが長い）
今日ね。
職員室は狭いので、昼飯が終った職員が、休憩時間内は大体そこに居ます。ソファーくらいはあるから。
たまたま女性職員さんが数人一緒で、女性陣が、利用者の噂話をしている。花が咲いてる。
休憩時間で、職員室の中だし、全然問題ないですよ。
ほんで。
男性利用者の噂話に花が咲いてて、ちょっと驚いた事があった。
Xさん と言う利用者は、自立棟の利用者です。男性。中途身体障害者で、普通の生活をしていた経験が長い人。
その人がね。
出来れば在宅生活をしたいので、一縷の望みにかけて、うちのような施設を転々としているそうな。
目的はリハビリです。
その方、自立心が強いというか、わがままと言うか、結構細かい注文をするし、へそが曲がると戻すのが大変。
ケア計画に、体操があります。この体操、ベッドに寝て、足だの腕だのを動かして、血の巡りを良くするような奴です。リハビリと言うか、ストレッチと言うか。
これ、私達男の介護職は負担に思った事はないんだけど、女性の職員は体力的に凄くきついらしい。
それから、その方、女性職員にはセクハラみたいな事も言うらしい。まあ。「ちょっと太った？」とか「お尻が大きくなった？」とか、その程度らしいけどね。
なので、女性職員さんは、Xさんが苦手みたいです。
代わってZさんは、いつも余り表情が無い人です。自制心が強いというか、人に頼らないというか。
私達男の介護職には、必要最低限のことしか頼まない。
ところが！
女性職員さんを捕まえては、「○○ちゃん」と呼ぶそうで。
おいおい（＾＾；
Zさん！「○○ちゃん」はまずいでしょう？
あげくに。
お尻を触るらしいよ。
本当に触るんだって。
「わしは、スケベ爺だから」って言うらしい。
それなのに、女性職員さんは、みんなZさんが大好き♪らしいから、面白い。
私はZさんが一番苦手。必要最低限の事は誠意を持ってしますし、仕事だから、おかしな事はしないし、Zさんも職員として、私をちゃんと認めてくれていますよ。
それと、個人的な好みとは別でしょ？
人間的に素敵な人だとは思うけど、「大好き♪」と言う感覚じゃあないなぁ。
逆に、女の利用者さんのYさんは、凄くわがままだし、神経症状もあるし、今、ちょっと凄い事を言う。仕切る、仕切る、仕切る！
女性職員さんは、彼女は苦手らしいが（仕事としてではなくて、個人的な思いとして ね）私は、Yさん、結構好きよ。かわいいねん。
男の利用者は、高齢者でも、結構身体は重いのね。
だから、女性の職員さんには結構負担が大きいのかもしれない。
自立棟の利用者さんは、麻痺などで、物理的に力が入れられない人が居るので、そういう人が男性利用者だと、女性職員さんは、辛いみたいです。
男か、女か、で、結構違うもんだねぇ。
知らなかったわー！
Zさんが、女の職員さんの尻を触る人だなんて！
スケベには見えないんだけど？？？
いや、ほんとに。
スケベでない男ってのも、居ないだろうとは思うけど、スケベでない人間ってのも居ない訳で、でも、普通は女の子のお尻は触らないわけで、この辺が面白い。
女性利用者さんもね。
認知症の棟の利用者さんには、結構きわどい事言う人も居ますよ。
ばーさんが言う訳で、エッチじゃないんだけど、「あなた、凄い事言ってない？」ってな事を言う人も居ます。
人間って面白いよね。
